【コラム】空き家問題と民泊の関係性は?
2021.11.30
お知らせ

 

第43回コラム
「空き家問題と民泊の関係性は?」

こんにちは!事務局です。
今回は、空き家問題と民泊がどのように関係してくるのか、についてお伝えしていきます。

ここ数年、いやもしかするとそれ以上前から
日本の人口減少、また人口の都市集中による
空き家問題を新聞やテレビが取り上げています。

この空き家問題を、民泊が一つのソリューションになると言われていますが、
実際のところどうなのでしょうか?

空き家問題と、民泊の親和性の高いポイントを紹介します。


1、過疎化が進むエリアでも宿泊需要がある場合

現在、北海道の各地に民泊物件が存在します。
airbnbを見ても、その事実がわかるかと思います。
そして「こんなところにもある」と感じることもあるでしょう。

人口減少が進んでいるエリアにおいても、
宿泊需要がある、というケースがあります。
それは、ビジネスホテルを建てて採算が合うレベルではないが、多少の需要がある、という場合です。

そんな時、過疎化による空き家問題が発生している地域と、民泊事業の親和性が高いと言えます。
また、地域住民による民泊施設の管理が必要になりますので、
部分的な雇用による経済的効果もあります。


2、空き家を手放したいが売却が進まない場合

空き家のオーナーが、仮に空き家を手放したいと考えてもそれが進行しないケースがあります。
それは、耐用年数を過ぎた築年数の建物と、住宅需要のない土地 である場合です。
その場合、空き家の売却が困難になりますので、
「固定資産税がかかるので、0円でもいいから手放してしまいたい」
と考える方も少なくありません。

ただ、宿泊需要が一定数取れそうな場合、
その空き家を安価に取得し、民泊事業を展開可能なので、
売り手と民泊事業者がwin-winになるケースがあります。


如何でしたでしょうか。
まだまだ空き家の流動性は高いとは言えないかもしれませんが、
近い将来、状況は一変するかもしれませんね。

本日は以上です。